のっちさんプレゼント考
プレゼントについて最近思うことがあった。
書こうとしたきっかけ
のっちさんは節目ごとにプレゼントをくれる男の友人*1がいる。
くれるものはチョコレート、神社の御守り、まあ、日常としては文句なくもらえるな*2、と思うものばかりだった。
ある日、クリスマスプレゼントとしてミュージックプレイヤーをもらった。ああ、SNSで欲しいなあと言ってたもんな。それを見てある感情がわきあがったが、その時はやり過ごした。
次は、ある文房具だった。SNSに「買うのは春になってからだな」と書き添えたら2月のバレンタインデーにもらった。まあ、またあの感情がわきあがったが、ありがとうとだけ伝えた。
そして、誕生日。今回は何も言っていない。
しかし、彼曰く誕生日プレゼントは送ったという。喜ぶ彼を尻目に放心したかのさん。
そして、プレゼントは届いた。
「のっちさんに似合うと思って」
と贈られたジュエリー。思わず、彼と連絡をとった。確か、先日立ち寄った占いでも彼と相性がいいと言われた。これは言うしかない!
「ありがとう、…できれば、ジュエリーは恋愛関係になってから欲しかったかな。ちょっと早すぎる」
そして、以前のプレゼントについて不満を悉くぶちまけた自分がいた。
今更の連続にも関わらす
「あのね、ミュージックプレイヤーはもらって嬉しかったけど、あれ、実はチャリティー商品なんだ。だからホントは自分のお金で買いたかったんだ」
「文房具だけど、『春になってから』と書いたのは実は引っ越しを控えてたの。引っ越しでゴタゴタして無くすより、一段落してからの方がよかったかな」
もらってからの「実は…」、あげる側はもらう前に言っとけよ、である。SNSであれしか書いてないじゃん。
後、ジュエリーだって、似合うから贈っただけで、恋愛関係のマイルールなんて知らないよ。贈られたら感謝しろよ、感謝。
と贈り手は思ったかもしれないが、彼はのっちさんのメッセージをうんうんと反省しがら聞いてくれた。
贈り物と方法で問われるその人間関係
のっちさんが贈り物するときは、事前に内容を聞いておくことが多い。もともと、親が欲しがり屋さんでこれ欲しいとかあれ欲しいとか言う人だから、というのも大きいと思う。
そして、のっちさんには家族以外で物を贈りあう人間関係の経験が不足しているため、どこぞのカップルみたいに
「信頼してるし、わかってくれるから、言わなくてもわかる。」
というロマンティックなルールが通用しない。むしろ、のっちさんは仲が良いのなら言ってくれ。言わないとやらないか、想定しない行動に出るタイプ。
個人的なプレゼントの時にこそ、意志を確認した上で会話等で欲しいものを探っていくのも一つの方法だ。SNSに書いてあったから素直に今すぐ欲しいというわけでもない。その時だけでなく、日常の会話やメッセンジャーのやりとりの積み重ねが、情報収集に繋がる。なんてことないやりとりを繋げていくことが人間関係が長続きする秘訣でもある。
人間関係は1日にしてならず。と見ず知らずの人にプレゼントて恐怖のどん底に突き落としたこと*3があるのっちさんはしみじみと思うのであった。
「以心伝心推奨志向はやめてくれ。本当に伝えたいことがあったら口に出すか紙に書いて伝えることを推奨しろ」
追伸、あの時の占い師のおばさんありがとう。