若き日の劇は忘れじ・・であって欲しい
「あー、まただいもん*1主演の全国ツアーですかー。なんで9月行かなかったんだよー!チケット手に入ったら行けたのにー。」
「お前、東京近いんだから行かなくてもいいんじゃないか。後、お前数年前にも同じ劇見てるだろ*2」
「そだね。夢咲ねねのシャロンは少女が大人の女として生きざるを得ない苦しさがあったしなあ。そーいや、2年連続仙台のイズミティ21に来るのか、お疲れさまです*3」
「(スケジュールを見せながら)おい、これ見ろよ」
「お、荘銀タクトホールこと鶴岡市文化会館じゃないですか。」
「ほう、なんで知ってる?」
「検索したら、国立競技場同様に有名人建築家頼みの結果、炎上案件と化して地元で評判の・・・」
「おい、その例えやめろ」
「まあ、こけら落としに宝塚って良くあるからなあ*4 え?こいつの劇?」
「どこに反応した?」
「山形県鶴岡市と言えば小説家藤沢周平、佐藤賢一・・・『蝉しぐれ』『傭兵ピエール』・・」
「ああ、『蝉しぐれ』は『若き日の唄は忘れじ』と改題して、『傭兵ピエール』も宝塚で上演しているからなあ。」
「その『傭兵ピエール』と同じ演出家の『誠の群像』をやるんだよ・・・」
「『誠の群像』だけでなく異様に維新ものにこだわっていると言えば・・・・」
「ああ、華麗なる宝塚に俗な視点を持ち込むと評判の・・・」
「(二人声を揃えて)石田昌也と書いてダーイシと読む」
「あー、こけら落としにダーイシか・・・しかも大劇場演出デビュー時の・・・」
「みーれにあむちゃれんじゃー、わーおわーお*5」
「じゃあ、お口直しに東京宝塚劇場に行くように勧めよう。」
「あかん、これだ」
「いやあ、タイトルから石田昌也感溢れてるじゃねえかよ」
「こうして、鶴岡市の住民に石田昌也信者が増えるんですね」
「そんなに簡単に増えねーよ!」