すべてはそこからはじまった・・・・わけでもないか
nocchi77.hatenablog.com引っ越し荷物を片付けてたら、ノートが見つかった。
蜜柑色の表紙のノート。日常の愚痴や絶望や夢を書き連ねている。
そう言えば、前のところでは一切書いてなかったなー。とぱらぱらとめくった。
愚痴や絶望や夢を書いていても所々日常が書いてある。
職場の同僚の家族の葬式に行ったこと、ドナー登録したこと。
ドナー登録したこと?
のっちさんは学生時代から献血が好きだった。
献血の行為が好きだったわけではない。献血後のクッキーやペンやら音楽テープやらをもらうのが好きだっただけだ。
そこにブルーナイラストの骨髄バンクのパンフがあった。それを見たのっちさんは帰ってから親に相談した。
「今はやめて、就職してから登録して!」
そこはぐっと食い下がって就職するのを待った。
卒業から就職まで数年、
福岡で就職したのっちさんは献血ルームに居た。
今度こそ骨髄ドナーになるのだ。パンフレットに血液を採るだけと書いてあった。
献血のついでだ。
16時前、買い物途中の若者達がショッピングセンターの献血ルームに溢れかえる。
後もう少しで笑点が始まるな。その記憶だけは残っている。
「5/18 ドナー登録やってきた」
万年カレンダーを確認したところ、笑点がやっていた5月18日は2004年では無く、その1年前の2003年。
この年の4月に失恋の痛手から西鉄INCUBEで買って来たこの蜜柑色のノート*1に書き殴ったなあ、このノートは1年で書き終えるぞとか、書き終えたら彼氏が出来るんだとか威勢のいいことを書いてたなあ。
出てきたノートには100ページ以上の空白があった。そのせいだろうか、今も結婚はおろか恋人すら居ない。もう一回書き殴ってみようか・・そうしたら彼氏はできるかも・・・。
*1:この100シートノート。今でも値上げはしても売っては居るんだなあ。