切られたらがおりは死ぬけどなまこは死なぬ
埼玉の友人は前の投稿以来、
「阿部頼母ネタ書けばヒット数あがるのにー、あがるのにー」
と熱病のようにうなされている*1。
確かに、宝塚雪組妄想版「子連れ狼」の阿部頼母役にはのっちさんが選択したのは奏乃はると。確かに、彼女は歌が上手い。老人役を演じても納得の行くベテラン。
しかし、彼女はいい人キャラかつ、悪役で登場したら速攻で倒されるというイメージしかない。いい人かつすぐに死んで行きそうな全く逆の阿部頼母には存在意義はあるのか。
現時点で、阿部頼母の適任者を一人見つけた。
香綾しずる。通称がおり。
宝塚おとめのファニーな顔立ちにも関わらず、新人公演主演歴あり。本公演でも、主役は張れないが主役と絡む役はいろいろとやっている。その中には主役を支え、そして苦しめる役もあった。
劇そのものは未見で申し訳ないのだが、「ドン・ジュアン」の騎士団長では、死んでからも主人公に現れ続ける悪夢のような存在として「宝塚グラフ」にて取り上げられていた。
たしかに、がおりも、いい人、すぐ倒されるキャラを本公演では何度も演じてる。このまま行けば「ドン・ジュアン」の騎士団長のような役を本公演で演じる可能性もある。
じゃあ、なぜ前の投稿でがおりの名前出さなかった?
がおり、今回の「幕末太陽傳」でやめるから。
やめる理由はわからないが、もう宝塚の舞台には居ない。
トップ男役にはなれなくとも、幹部コースで舞台に立つがおりが見たかったなあ。
その途中で阿部頼母を演じるがおりも見たかった。
でも、がおりや奏乃はるとが阿部頼母を演じると聞いたら、
彼女らの親戚一同はどんな顔をするんだろうか。
彼女らが宝塚補正*2を一生懸命説明したとしても、親以上の年代の狼狽は想像に固くない。