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銀色の、はるかな道

うだうだを、うだうだと。(基本 週1更新)

ドナー終わったら、まい泉のヒレカツサンド食べるんだ

まつらいさん、こと松来未祐(まつきみゆ)さんという声優さんが居た。

まつらいさんは大学進学で東京に出て、その後、声優活動を始めた。当初は本名で活動していたが、姓名判断で『松来未祐』に変更して活動した。

初見では、松来未祐って名前を見て可愛いなあだけだったが、ネットのアニメファンたちが

『結婚できないまつらいさん』

と言っており、思わずウィキペディアで彼女の項目を確認した。のっちさんと同い年だった。

それ以降、後輩、年下の女性声優が彼女を追い越し結婚するたびに、『まつらいさん結婚まだ?』というネタが吹き上がり、最近はSNSで『松来未祐』がホットワードになったときは『松来未祐以外の女性声優が結婚したとき』という事態ということも認識した。

彼女の活動をあまり知らない自分も、彼女が去年の夏に休業するまでは他のアニメファンとともに『まつらいさん結婚?』ネタに笑っていた。

 

その年の11月、SNSのホットワードに『松来未祐』が上がり、また結婚ネタかよと思って見たところ、

あのまつらいさんが死ぬなんて嘘だろ

という書き込みであふれていた。

まあ、伝聞だけなら信じないと思っていたが、彼女の事務所のトップページのリンクを貼り付けた書き込みがあったのでリンクに飛んだ。

リンク先には彼女が亡くなったことが記載されていた。

休業から4ヶ月後の話だった。

 

その後、家族は彼女の死因を公表した。

慢性活動性EBウイルス感染症

 これは通常なら排除できるはずのEBウィルスが、何らかのきっかけで活動を始め、最悪の場合…

説明の字面しか見なかったのっちさんは、膠原病みたいなものと認識した。

 

が、数ヶ月後、慢性活動性EBウイルス感染症は骨髄移植で寛解する可能性がある、という記載を読んだ。

もしかしたら、自分がまつらいさんを救えたかもしれない。

そんな仮定の話をしたところでまつらいさんが蘇ってくるわけではない。むしろまつらいさんを蘇らせるなら、まつらいさんの過去作品をじゃんじゃんみるべきだし、まつらいさんと同じように骨髄移植を待っている人を助けることが先決。

 まつらいさんが最後に書いたブログには最後のお誕生日会の様子が楽しく書いてある。

その中に、病気が完治したら婚活始めるんだ、とこっそり書いてあった。

それを知ってか知らずか彼女の死の後にネットのとある掲示板に

『まつらいさんは神様と結婚したんだ!』

という書き込みをみつけた。

きっとそうだと、私は心の中で泣いていた。