すべてはそこからはじまった
6月某日、のっちさん宅に福岡の血液センターからの郵便物が届いた。
骨髄バンクに以前登録頂きありがとうございます。
大変申し訳ありませんが再度採血をお願いできませんでしょうか。という内容だった。
2004年当時に住んでいた福岡で登録して約12年・・・
大丈夫だよ、
これまで骨髄バンクからドナーの提供申し出来てないから採血ぐらいなら大丈夫さ!
程度の気持ちで7月3日の昼食時、近くの献血ルームで採血してきた。
「それじゃあ献血は?」「・・・結構です」
この後のっちさん、イベントに参加するんだもん。献血で時間とられる、もしくは血液取り過ぎて倒れるの怖いもん。
と採血した後お菓子食べてイベント会場に向かった。
それから1か月後の8月18日。
のっちさんのおうちのポストに骨髄バンクから「親展」と書かれた書類が届いていた。
これはちょっと大事だぞ、と開いたら、「骨髄ドナーのお知らせ」なるものが入っていた。(他にドナーハンドブックと健康状況アンケート)
10年以上も無縁で生活したんだぞ、54までドナー登録したけど何も無かったです
という展開を希望していたがそれは叶わなかったようだ。
親に話したところ父親はのっちさんの意志を尊重してくれた。
母親は父親の意見を支持することを表明してくれた。
家族の支えを元に、のっちさんはある野望を実行しようと考えていた。
(余談)
これを書いた約10か月後、この記事に誤りがあったことに気づきました。
くわしくはこちら。